どうしても本人に言えなかった「ワキガ」の話

どうしても本人に言えなかった「ワキガ」の話

青森県 女 40 M.Kさん

 

以前同じ職場にいた男性が、
・ワキガ
・口臭
・足の臭い
が強烈なかたでした。

 

そして、私の席は、彼の隣だったのです。
夏場だろうが、冬場だろうが、その臭いは強烈でした。その中でも、ワキガの強さは激しいものでした。
暑くなくても匂うくらいなので、汗をかく時期になると、その激しさは増してしまいます。そのため、暖かい時期が来るのが、いつも、とても恐怖でした。

 

彼は営業でした。
お客様から「臭いので困る」と言われたこともあります。でも、どうしても私は、そのことを彼に伝えることが出来ませんでした。
ひとは、自分の臭いには鈍感なものだと言います。
彼も気付いていない可能性のほうが高いと思っていました。
そして、ニオイの話題って、どれだけ仲が良くても、言いづらいものです。

 

困り果てて上司に相談したこともあります。しかし上司は「本人に直接言ってよ」と相手にしてくれませんでした。おそらく上司も言いたくなかったのでしょう。
おかげで私はマスクが手放せなくなり、その会社では毎日マスクを着けていました。

 

いつか席が変われば、と期待しました。しかし、そんな日は来ませんでした。
そのため、退職をした日は、これでもう、あのニオイを気にしなくていいんだ!と安堵したものです。

 

とてもデリケートな問題ではありますが、営業職であったことを考えると、指摘してあげたほうが良かったのかもしれません。
今でも少しだけ、そのことが気になっています。少しは改善されていればいいのですが…。