何も言わないで行動してくれた、母の優しさ

何も言わないで行動してくれた、母の優しさ

北海道 女性 33 Mさん

 

子供の頃は全然気にしていなかった。確か中学生までは。けれど高校生になり、制服を毎日着るようになったとき、毎日洗えるようなものではなかったので、汗のにおいが気になり始めた。たぶんこれが始まり。

 

汗のにおいが気になるだけならば、拭きとって制汗剤を使えばいい。けれど制服の脇の部分に染み込んだ汗は・・・消えない。クリーニングに出した直後はきれいでにおいもしないけれど、1日もたてば・・・。元々汗っかきな私。

 

高校生の頃はとにかく毎日脇の部分に香水を思いっきりふりかけていました。それでも気になって、自分の汗のにおいには敏感でした。それは今でも続いています。

 

男性に負けないくらいの汗のにおい。ワキガ、という言葉を意識し始めたのも、この頃だったと思います。汗をかいても汗じみが出来ても、におわなければここまで悩まなかったと思う・・・。けれど、はっきり言って、くさかったです。年頃の女子としては、致命的なほどに。

 

そして白いシャツを着ることが多かったのですが、社会人になって自分で洗濯するようになってしばらくすると、脇部分が黄ばんでくることを発見しました。今までそんなことは一度としてなかったのに・・・。

 

それで、わかったんです。きっと母はずっと私のワキガに気づいていて、でも何も言わずに洗濯をしてくれていたんだなと。脇部分はきっといつも手洗いをしてくれていたのでしょう。

 

そのとき、恥ずかしさもありましたが、そのさりげない優しさが嬉しくて胸が熱くなったのを覚えています。でも恥ずかしさが先だって、今でもこのことに関してお礼は言えていませんが・・・。

 

今は汗脇パットを使っているので、黄ばみは無縁になりました。けれど汗のにおいに悩むのは相変わらずです。手術したい気持ちもありますが、医者にワキガとはっきり診断されるのも嫌で、結局このまま。
周りに言われたことがないのが救いです。